2010/7/137月10日「イカダ方式による芝浦運河の生き物の棲み処つくり」のイカダ設置観察会を行いました。
「東京ガス環境おうえん基金」の助成を受けて行う、「イカダ方式による芝浦運河の生き物の棲み処つくり」の初めてのイベントである『イカダ設置作業の観察会』を7月10日(土)に行いました。
前日の雨で実施が心配されましたが、当日は梅雨の晴れ間で絶好の設置観察会日和でした。
当日は会員や地域など35名が参加し、朝9時から始めたイカダつくりと設置作業は、参加者の協力で予定より早めに終えることが出来ました。これからどんな生き物が棲みつくのか楽しみです。
設置作業終了後は、芝浦運河の勉強会を行い、運河の水の下層と上層で海水と淡水がどうなっているか?、芝浦アイランド潮溜まりではどんな生き物が棲んでいるか?等の調査結果の紹介を行いました。説明後は、活発な質疑応答や意見交換が行われ、参加者の関心の高さがうかがえました。
なお、生き物の観察会は、9月から2ヶ月毎(第二土曜日を予定)に行いますので、ご参加ください。
≪「イカダ方式による芝浦運河の生き物の棲み処つくり」について ≫
本実験は、平成17年度全国都市再生モデル調査において、当会が東京都、港区、国土技術政策総合研究所(国総研)および芝浦運河ルネサンス協議会等の協力を得て実施した、《「海の生き物」の棲み処(すみか)づくり(http://www.toshisaisei.go.jp/05suisin/kantoh/04suisin/h17/25.html)》の検討結果を踏まえて計画し、渚橋たもとの芝浦商店会の浮き桟橋横で取り組むものです。
現在、芝浦アイランド芝浦四丁目南地区西側護岸には磯場、潮溜まり、干潟などが試験的に整備され、国総研が主体となり、東京都、港区等の協力のもと市民参加による《芝浦アイランド「海の生き物」の棲み処つくりプロジェクト(http://www.meic.go.jp/shibaura/)》を平成18年度から取り組んでいます。
今回は、これらと異なった環境であるイカダ方式の人工浅場を設置し、エビ類やハゼ類等の生き物の棲める場所を新たにつくるとともに、生き物の観察会を行うなど水辺を積極的に利用し、賑わいのある運河にすることを目的として取り組みます。
この実験は、運河を美しくする会が提案し、群馬高専小島昭特命教授の技術指導を受け、芝浦商店会、芝浦海岸町会商店会連絡協議会(五団体)と共同で実施します(協力:港区)。
イカダ組み立て・設置の説明
人工浅場の砂を入れています
炭素繊維を組み立てています
炭素繊維の棲み処
砂を入れた人工浅場のイカダ
運河に浮かべました
運河に浮かべました
みんなで作りました
浮桟橋の横に設置しました
芝浦運河の勉強会をしました